お母さんのおすすめ本 「主婦病」森 美樹
主婦病 (新潮文庫) [ 森 美樹 ]
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どこか乾いた日常を送る女性達。
その中での性と生への、生々しい渇望。
満たされない生活の中で最後には希望が感じられる、
6つの短編集です。
また、
「母のお葬式があった日の夕食は、フライドチキンだった。」
「梅しそ巻きが女くさくいやらしい小道具」
小説の中に出てくる食べ物の描写が鮮やかです。
久しぶりに小説らしい小説を読ませていただきました。
特に1番目と2番目のお話が特に生々しくて笑おすすめです。